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古畑任三郎 FINAL 第一夜 [TV]

古畑任三郎 すべて閣下の仕業

古畑任三郎 すべて閣下の仕業

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: DVD


新春特別版・最後の古畑任三郎。

全身黒を基調にしたファッションに、刑事にはとても見えない風貌、そしてやわらかい物腰。拳銃を持たず、暴力も行使しない。ただ己の冷静な判断と推理力、そして巧みな話術で、犯人の巧妙なトリックを見事に解き明かす…。和製コロンボとも呼ばれた「警部補 古畑任三郎」は、刑事ドラマの枠を超えて、多くのファンを魅了した。冒頭シーン、犯人の攻防場面、事件解決に至る場面など、段階ごとに古畑が視聴者に向かって問い掛ける演出は新鮮。登場する犯人役に豪華な顔ぶれを配し、古畑との対決を見ごたえたっぷりに描く。生活観を感じさせない古畑を、田村正和が独特な雰囲気の中で印象づけている。amazonより引用


「FINAL」と銘打って新春特別番組として3夜連続で放送される人気シリーズモノ。刑事コロンボへのオマージュとして構成を踏襲した作品。TVシリーズとして3クール、2時間ドラマとしても何度かSP版が制作された。TVシリーズの最後では疲労をにじませどこかへ旅立っていき、その後製作されたSP版(上記の画像)では海外で事件を解決するという話になっていた。今作では何事も無かったかのように現場に復帰している。

老舗だが零細企業の食パン会社。社長が亡くなり息子が継ぐことになるが次男である藤原竜也は兄を殺し社長の座に着く。捜査の為やってきた警部補・古畑任三郎は全くやる気を見せない。古めかしい洋館、死を呼ぶわらべ歌・・・時代錯誤の雰囲気に呆れかえりつつも推理で藤原竜也を徐々に追い詰めていく古畑。しかし物語は急展開を見せる。

久しぶりの作品という事で期待して観てみた。藤原竜也の演技はなかなかのもの。この作品特有の殺人に対する犯人の平熱感・罪悪感の無さもそのままに謎を解けるかどうかという古畑との掛け合いがメインになる。テーマともいえる犯人の弱者を軽く見たゆえの自己弁護・自己保身を古畑が打ち砕くという基本のスタンスは全く変わっていない。脚本家の味である決してシリアスになりすぎない洒脱?なやり取りも相変わらず。懐かしい、としか言いようがない。

まず、西村雅彦演ずる今泉が復帰したのが嬉しかった。彼がいないとやはり魅力が半減してしまうような。シリアスになりすぎてしまうのだ。ただ、SP版になってからテンポが今一つよくないような。物語やトリックや理詰めで追い詰める為に必要なシーンを盛り込めば1時間では収まらないのは分かっているものの、ある種コメディとして観てしまうのでどうしてもリズムや勢いは重視せざるを得ないというか。さて、第二夜はどうなるか・・・。


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