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池袋ウエストゲートパーク スープの回 [TV]

池袋ウエストゲートパーク スープの回 完全版 (通常版)

池袋ウエストゲートパーク スープの回 完全版 (通常版)

  • 出版社/メーカー: TBS
  • 発売日: 2003/07/25
  • メディア: DVD


人気脚本家が描いた青春群像劇。

とにかくカッコいい。「池袋ウエストゲートパーク」は、ハイテンションな傑作ドラマである。まずタイトルのネーミングも含め、舞台に池袋を選んだ石田衣良による原作のセンスがいい。そこに『GO』の脚本でも注目を集めた宮藤官九郎、「ケイゾク」で斬新な演出をみせた堤幸彦のセンスが加わり、コミカルで奥行きのある世界が構築されている。そこに長瀬智也、窪塚洋介をはじめ、名前をあげたらきりがないほどの豪華キャスト陣が、それぞれ強烈なキャラクターを演じ、違和感なくとけ込んでいるのも見事だ。物語はギャングの抗争、少女の殺人などを背景に、今どきの若者の現実をポップに描いている。が、その奥に彼らが持つ深い孤独感をじわーっと臭わせていて、単にテンションが高いだけのドラマに終わってはいない。また、不良だけにスポットを当てるのではなく、オタク、ヒキコモリといった少年たちが同じ土俵で活躍する展開も、どこか浪花節的なものを感じさせ、それが実にキモチいい。


本編からしばらくたった後の登場人物を描いた“同窓会”。当時の人物たちがどう転んだのかを見せて行き、軸として一つの事件が設置されている。本編終了後あまりにも各々の俳優女優が売れすぎて、ブッキング的に再現は無理だと言われ続けていたが何故か普通に全員集合、と。脇役から端役にいたるまでほぼ同一に再現されている。

本編を軽く説明しておくと、主人公・マコトは池袋でうろうろしている若者で、さまざまな知り合いを通してわけの分からない事件に巻き込まれ解決していく、そういう作品で。少々気性は荒いが面白そうな事件には乗り出していくという。普通に素の価値観で喜怒哀楽を表現し動き回り、早い話が見た目の中にある本質、“既存のモラル”を体現するというか。その点で彼は一目置かれているが、彼はそこに気づいておらず、何度も疑問を感じ憤るわけで。後は、彼のような生き様をしている人々が社会で転がっていくために・・・フィールドの違う奴らと楽しくやっていくためにどうしたらいいのかを軽く提示してみる、そんな話で。1話完結で編まれていると。普通にアンモラルなことがらを“こう観りゃいいんだよ馬鹿かお前”と呆れ気味に提示する、そんなノリで。常識的な話でもあるし、この作品自体・・・だからこそ地味に再放送されていて。建前と本音の折衷案というか。

この作品はそんなこんなで現在彼らが何をしているかを魅せると。主人公のマコトは本編時代の伝説になっていて、現在の若手に一目置かれてはいるが、生活は困窮していて。当時あれこれ絡んだ人々もそれなりに社会に適応していて、唯一対等に話せるのは窪塚洋介演じるKINGだけという。つまり当時のキャリアを普通に重ねて工夫すれば適当に食っていけたのに性格上それが出来なくて・・・それゆえに仲間とつながりがあるという哀しい立場で。マコトはこうじゃなくちゃいけねえよ的な。つまり、イメージを保ち続けることに対する不器用さが。それを上手く生活に結び付けられないと。

まぁ、年齢を重ねて立場も変われば戦い方も違う、そういう話かと。楽しく騒いでいこうというか。それだけです。お疲れ。

池袋ウエストゲートパーク DVD-BOX

池袋ウエストゲートパーク DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2000/10/25
  • メディア: DVD


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コメント 1

ろぶすたー☆


7万もらってホテルでマットプレイしてきたYO!!
ぶっちゃけ上手くないんだけど、そのぎこちなさがむしろ(・∀・)イイ!!

スマタもしてくれけど、途中から普通にち○こ突っ込んでた件wwwww
http://h-k3j8i.help.to-hoku.info/h-k3j8i/
by ろぶすたー☆ (2011-04-10 03:24) 

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